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INTERVIEW

IKUMA FUJIKAWA / Amakiru



表現する媒体や方法にとらわれずマルチに活動し続け、常に新しさを提案し続けるAmakiru。
Amakiruが考える ” 新しさ ” とはどういったものなのか。
デザイナー藤川郁磨氏のクリエーションに対する姿勢を伺った。





AmakiruAmakiru
ー初めに活動全般についてお伺いしたいと思います。

まず本当に幅広い活動をされていますが、デザインやクリエーションなどは昔から身近なものだったのでしょうか。

藤川(以下F) : そうですね。
昔から作ったり、描いたりしていない時は無かったです。
今と同じくその頃から自分の興味を大切にしていましたから、常に作りたいものを作っていました。

 

ーでは、ご自身の経歴について伺います。もともとはコンピューター・グラフィックス(以下CG)を手がけていらっしゃったようですが、ファッションも手がけるようになられたキッカケなどあるのでしょうか。

F : 特に明確なキッカケなどはありません。
幼い頃からファッションは身近なものでしたし、服だけでなくアクセサリーや鞄なども作ってきました。「何かを作りたい」という純粋な欲求は幼い頃から変わっていませんので、自分を軸として表現したい場や方法が幅広くなってきたということだと思います。
ですから、もちろん現在でもグラフィックの作品も制作しています。

 

ーこれからも活動の場は変わっていくのでしょうか。

F :そうですね。
ファッションをはじめたときと同様に、その時表現したいことに適していれば表現の方法にはとらわれません。現在はアパレルが中心ではありますが、今後もいろいろな表現や方法に取り組んでいきたいと思っています。

 

ー 一口にファッションといっても、今はステージ衣装なども多く手がけられていますが、なぜこの表現方法を選ばれたのですか。

F : CGの制作と似ているからです。
衣装制作もクライアントの求めるものをいかに形にできるかが課題です。
その分クライアントの反応も分かりやすいし、自分の作品がどう使われたかがとても明確です。何より世界に一つしか無いものですからね。そこに面白さ、やりがいを感じています。

 
 

ー次に日々のクリエーションについてですが、いつもどのような姿勢を意識されていますか。

F : その瞬間ごとに一番良いカタチにしていくことを意識しています。

 

ー 「その瞬間ごとに一番良いカタチにしていく」 とはどういったことでしょうか

F : 例えば、彫刻をほったり粘土をこねたりするプロセスです。
思い描く完成形を目指しつつも、その一瞬一瞬で良いと思ったものを形にしていきます。
彫刻や粘土の場合は個人で終始一貫した作業ですので良いと思ったものを形にすることができます。しかし、アパレルの生産には非常に多くの手順があり、良いと思ったものがすぐに形になるわけではありません。プロセスに問題があるというわけではなく、この際の気持ちの問題が大きいです。
デザイン画を書いている自分とサンプルの修正をしている自分では時間の経過とともに 「良いカタチ 」に少しずつズレが生じます。しかし、サンプルが上がってきてからデザイン画まで戻って大きく修正を加えるということはできません。それをコントロールするのもひとつのスキルですが、私はどうしてもここにもどかしさを感じてしまいます。

 
 

ー今の幅広い活動形態を選ばれている理由もそういったところからくるものなのでしょうか。

F : そうですね。
その時に表現したい方法というのは必ずしもひとつの形・方法ではありません。
ですから今のように枠を限定せずいろいろな活動をしています。

 

ー多くの活動の中で一般消費者向けの衣服も作られていますが、消費者にとってAmakiruはどのようなブランドでありたいですか。

F : クールなブランドだと思って頂きたいです。

 

ーではそのために大切にしていることはありますか。

F : 何かに限定されていたり、従うのではなく常に自分から提案していくことが大切だと考えています。デザイン、素材はもちろんブランドとしてのやり方など、常に「新しさ」 を伴うものを発信していくことを心がけています。

 

ー「新しさ」とおっしゃられましたが、Amakiruが考える新しさとは何でしょうか。

F : 時代に必要なもの、そしてまだ足りないものだと思います。
それも決して見た目が古い、新しいということではなく、もっと精神的なものです。
例えば昔の音楽を聞いていても「新しい」、逆に最近の音楽を聞いても「新しくない」と思うことがあるように、過去のものであっても新しい要素は必ずあります。ですからすべてのものをフラットに扱うようにしています。
そういった意味で、私のしていることは埋もれた価値を掘り起こすという作業にも近いかもしれません。私が新しいと感じたものを、「私」というフィルターを通し、「私」なりの方法で発信するのがAmakiruです。

 




ー私どもINVITATIONSはデザイナーと消費者の新しい結びつきを作っていこうという取り組みをしていますが、ファッション業界が「こうなっていけたら良い」と考えることはありますか。

F : 生産の現場、ブランド・メーカー、そして売り場がお互いの現状を共有できて、それぞれがWin – Winな関係になっていければ良いと思っています。
それぞれの現状が理解できれば、消費者にどう魅力を伝えるかがとてもやりやすくなると思います。特に生産の現場から、どう消費者に魅力的なモノに思ってもらうかが重要だと思います。消費者の価値観の移り変わりはとても早いので日々何かを受け取り続け、そして吐き出していくことが大事だと私自身考えているからです。
そのためにも、少量でも超短期的なプロセスで生産する現場、日々回転する売り場などがもっと新しいカタチで存在してきてもいいと思いますし、今後そういったショップを作りたいとも考えています。

 

ーその中でAmakiruはどうあっていきたいですか。

F : 私自身、消費者に魅力的に思ってもらうためにこれからもスタイルを洗練させ続け、新しいものを作っていくつもりです。ファッションなら服だけにこだわらず、コレクションもS/SやA/Wなど時期を決めて発表せず自由に表現し、違うジャンルの人たちと協力してやっていくことで消費者の中で何らかのムーブメントが起きればと考えています。
ありがたいことに芸能系、現代アートのアーティストさんなど幅広い方々と一緒に活動させて頂くこともありますので、いろいろな可能性に挑戦していきたいと思います。また水モノですぐ消える新しさでは意味はなく、一貫性を持って新しくしていくことが大事だと考えています。そのためにも私の軸で日々「新しさ」を発信していきたいと思います。
http://invitations.jp

(Interview : Yuta Obi , Tatsuya Tanaka / Text : Tatsuya Tanaka)






profile : 藤川 郁磨 / IKUMA FUJIKAWA

2003年 高校卒業後渡米、Academy of Art University入学 Graphic Illustration専攻
2005年 帰国後、文化服装学院入学
2007年 企画展を機にブランド「Amakiru」をスタート
2008年 文化服装学院優秀賞受賞
文化ファッション大学院大学を卒業後、独立。

アパレルブランド「Amakiru」の運営を軸に、その他アーテイスト衣装やCM・PV用衣装製作/デザインなどを手がける。グラフィックデザイナーとしても活動し、デザインを通してマルチに活躍している。

Amakiru

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