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INTERVIEW

AKIRA MAENO / L’eau


今期で2シーズン目を迎える新進気鋭のブランド、L’eau / ロー。
確固たるコンセプトを持ちながら着る者の個性を強制しない抜群のバランス感は一体どうやって生まれているのか。
今回制作に通じるデザイナー前野亮氏本人のバックボーンから今、そしてこれからのファッションについて思うことまでを迫った。





  
L’eau 12 S/S

ー初めに制作に関わるバックボーンやプロダクツについて伺いたいと思います。
やはり洋服とは昔から深い関わりを持って過ごしてきたのでしょうか。

前野 (以下M) : そうですね。
家族に姉がいるおかげもあってか、幼い頃からファッションとは身近に接してきました。

ーではこの世界に入ろうと思ったのはいつ頃くらいからでしょうか。

M : 高校生の時には、わりと明確にファッションの世界で働きたいと考えていました。
当時は今よりずっとブランドの制作の現場などを雑誌などで特集しており、そこで憧れが一気に強くなりました。
また実際のお店でも自分のスタイルを持った店員さんたちがすごく多くて、とにかくどこか惹き付ける雰囲気を持っていました。
何より常にファッションが身近な存在でしたので、これからも関わっていきたいと素直に考えていたのが一番大きいです。

 

ーそして実際に自分で洋服を作る側になられた訳ですが、
次はL’eauのプロダクツについて伺いたいと思います。
現在、制作はウィメンズが中心ですがそれには何か理由があるのでしょうか。

M : 私のこれまでのキャリアの中で手がけたことがなかったというのが大きいです。
それと女性が綺麗になっていく過程にも魅力を感じたからです。
しかし、特定のジャンルにはとらわれずにウィメンズ以外の分野でもクリエーションを行なっていくつもりです。

 

ー純粋に洋服を作ることを楽しんでらっしゃるんですね。

M : そうですね。
考えるより自分が純粋にファッションを楽しむ、そしてその気持ちをお客様の中でも共有して広げていけるようなものを作るのが私の服作りの姿勢です。
例えばお店で試着をして鏡を見た時、つい自分に見とれてしまう経験をしたことありませんか。
あの瞬間の気持ちを共有していきたいです。

 

ーではその中でL’eauはどのようなイメージをされて作られているのでしょうか。

M : 「都会の中で生きる人」をイメージしています。
都会で生活されている方の多くがしがらみを抱えていたり、溢れる情報に惑わされたりしていると思います。
そういった環境に左右されず、自分の価値観を見失わないことが大事だと思っています。

 

ー「都会」というキーワードが出てくると喧騒などに抗うイメージのブランドが多いですが、
それとはまた違うのですね。

M : そうですね。
そもそもL’eauの意味はフランス語で ”水” という意味です。
水って味付けができたりどんなものにも混じったりできるけど、濾過すれば必ずまた純粋な水に戻る。
つまり先に言ったことと同じく、いろんなことがあっても最終的には本質が残る、自分をきちんと残すことができる強さをコンセプトとしております。
つまり抗うというより”すり抜ける”、”受け流す”イメージですね。

 
L’eau 12-13 A/W




ーここからは私どもINVITATIONSも絡めたインタビューにしていきたいと思います。
INVITATIONSではデザイナーと一般消費者の距離を縮めることを目標にしていますが、
まずL’eauは消費者、つまり着る人にとってどういったイメージでありたいですか。

M : 「ちょっとした旅行や久しぶりに会う友人の時などに着てもらえる」、「勝負服とよそ行きの服の間」の感覚で着てもらえたら一番嬉しいです。
ですが、あくまで日常の中で手に取って頂ける洋服を目指しています。

 

ーファッションブランドがそのイメージを消費者と共有するためには、
様々な方法が考えられると思いますがいかがですか。

M : ブランドの規模に関わらず、お客様に自分のブランドをどう知ってもらうかは難しい課題なのではないでしょうか。
現在はブランドの絶対数自体がとても多いのでバイヤーやプレスの判断する基準が高くなりました。
それにブランドの露出の方法によっては伝えたいイメージがお客様に上手く伝わらないこともあります。

 

ーでは、数ある方法の中でL’eauには何が適しているとお考えですか。

M : お客様にしっかり自分が良いと思うものが届くのであれば特定の方法にこだわるつもりはありません。
しっかりとバイヤー、プレスを挟んでPRを掛けるブランドもあれば、現地まで赴いて自分の足で売り込みをかけていらっしゃるブランドも存在します。
必要に応じてですが色々な方法があると考えています。

 

ーなぜそう考えるのでしょうか。

M : 感じていることが2つあります。
まず「お客様の目が肥えてきている」こと。
逆に「店側の提案力が低下している」ことです。
お客様の目が肥える分には喜ばしいことなのですが、問題は提案力の低下です。
せっかくコンセプチュアルなブランドを引っ張ってきても、それをお客様以上の高いレベルで提案できなければもったいないし、お客様も満足しない。
ですから、私自身は自分の手でお客様にしっかりと提案したいと考えています。

 

ー具体的にはどういったものでしょうか。

M : 大阪のアトリエで直接お客様に、商品をご覧になって頂ける場所づくりを準備しています。
またL’eauを取り扱って頂ける店舗ができても、取り扱い店舗のスタッフの方と一緒に提案していきたいとも考えています。

 

ー最後に今のファッションに足りないものについてお伺います。

M : やはり「提案力」だと思います。
お客様に商品の魅力を伝えることは規模に関わらず全てのお店で必要ですから、各々のスタイルを持って提案することが大事です。
私自身も含めてしっかり提案をした上で、最後はお客様ご自身の意志で納得した上で着て頂いて欲しいです。
それがよりオープンなファッションに繋がるんじゃないでしょうか。
お客様と直接つながることも注目され始めていますし、新しい動きが沢山起こるのではないでしょうか。
私自身も若手として、まずは自分の服を着て頂ける人から意識を変えていきたいと考えています。

 
L’eau12 S/S

http://invitations.jp

(Interview : Yuta Obi , Tatsuya Tanaka / Text : Tatsuya Tanaka






profile : 前野 亮 / Akira MAENO
エスモードジャポンで学び、アパレル数社に勤めた後L’eauを始動。
12SSより展示会形式で東京でウィメンズコレクションを発表。
最近はファッション、グラフィック、ウェブなどを手掛けるプロジェクト、
Rue Du St L’eauを大阪で立ち上げる準備に追われる毎日。

L’eau

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